29 Sep 2011

本当は怖いブラキシズムとインプラント(いえインプラントは怖くないですが)

インプラントってなんですか?を読んだ当院システム担当から、下記のような疑問が返ってきました。

ウィキペディアによれば「人工歯根を維持するためには、口腔衛生の管理と定期的な検診が必要となる」とあるのですが、そもそもインプラントするまで患部を放っておく私のような者に、このメンテナンス意識を保ち続けることは可能なのか?と思いました。どうでしょ(笑)

この問いへの返答は次のようになります。

メンテナンス意識を保ち続ける事は困難かも知れないが、インプラントを行えば、過度にメンテナンスを気にする必要も無くなるのではないか。

なぜかと申しますと、厄介なのはメンテナンス不足よりもブラキシズムであり、そしてインプラント治療はブラキシズム対策に有効だから、です。…というお話を書いてみたいと思います。

まず、ブラキシズムとはどんなものでしょうか。

ブラキシズム - Wikipedia

ブラキシズム (Bruxism) とは、睡眠時や覚醒時を問わず、歯を動的、若しくは静的にすり合せたり、噛み締めたりする非機能性咬合習癖の一形態である。様々な動作を包括した広義の「歯ぎしり(歯軋り)」を指し、咬合神経症とも呼ばれる。


photo by Mr. Lee J Haywood 

当院システム担当の文章のように、一般には、歯が失われる最大の原因はメンテナンスの不足であると思われています。
しかし実際はメンテナンス不足よりも、ブラキシズムのほうが歯の喪失原因としてはるかに大きな割合を占めているのです。
つまり、歯磨きなどのメンテナンスをどんなに行っていたとしても、ブラキシズムをコントロールしなければ、歯の喪失は食い止められません

そのブラキシズムに強力に対抗できる治療法がインプラントです。インプラントを打ったことにより、その人のブラキシズムに対抗出来る噛み合わせ・歯列・咬合を獲得できれば、それ以降は歯の状態を保てる(歯を失わない)(変化をしない)ということです。
このように状態が保ててさえいれば、神経質に歯磨きをしなくても大丈夫なんです。
(ということで、インプラント済みの当院システム担当は、メンテナンス不足を過度に心配しなくてもよい、となります)

繰り返しますが、歯の喪失原因の原因のほとんどは細菌感染や歯磨き不足(=メンテナンス不足)でなく、噛み締め癖や噛み合わせや不良補綴…すなわち、ブラキシズムと咬合力のアンバランスなのです。
このように理解しているのはまだ、一部の歯科医にとどまります。歯科大学でもまだ、充分教えられていません。そこが、問題です笑

20 Jun 2009

ブラキシズム

歯科臨床に携わり、長い間歯科疾患と戦ってまいりましたが、現在の私の強敵は、虫歯菌でも歯周病菌でもありません。

その強敵の名は、ブラキシズム (Bruxism) 。
どうすればこいつを手なずけることが出来るのでしょうか?

日夜悪戦苦闘の毎日ですが、患者さんと協力しながら頑張っていきます。

参考

ブラキシズム - Wikipedia

ブラキシズム (Bruxism) とは、睡眠時や覚醒時を問わず、歯を動的、若しくは静的にすり合せたり、噛み締めたりする非機能性咬合習癖の一形態である。様々な動作を包括した広義の「歯ぎしり(歯軋り)」を指し、咬合神経症とも呼ばれる。

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